渋温泉は、山ノ内町の温泉地の中でもいちばん風情のある町です。曲がりくねった一本の通りと数本の横道に石が敷かれ、3階建て、4階建ての木造旅館が並びます。言い伝えでは開湯はおよそ1300年前。草津方面へ向かう旧道の旅人を何世紀にもわたって迎えてきました。夕方になると、宿泊客が浴衣に下駄で石畳を鳴らしながら、湯から湯へと歩きます。
町の中心は九つの共同浴場(外湯)。それぞれ源泉が少しずつ異なり、それぞれに効能があるとされています。ふだんは施錠されていて、住民と渋温泉の宿の宿泊客に共通の鍵が渡されます。九つすべてをめぐることを九湯めぐりといい、「九」は「苦」に通じることから、九つの湯で体を流せば苦労も流れるといわれています。
渋温泉の楽しみ方
九湯めぐりをする
宿や店で記念のスタンプ用の手ぬぐい(祈願手ぬぐい)を買い、鍵を持って一番湯から九番湯まで順にめぐり、それぞれの戸口でスタンプを押します。湯船は小さく簡素で、とても熱いので、蛇口の水でうめて構いません。長く浸かる必要もありません。最後に通りの上の高薬師へ石段を上り、仕上げのスタンプを押します。
金具屋を眺める
1758年創業の金具屋は町の顔です。1936年に建てられた木造4階建ての斉月楼は国の登録有形文化財で、日が暮れるとライトアップされます。映画『千と千尋の神隠し』の湯屋に似た建物のひとつとして、よく名前が挙がります。宿泊客は夜の館内見学ツアーに参加できます。
歩いて、食べて、足湯に浸かる
湯めぐりの合間に、温泉で蒸した温泉まんじゅうや温泉でゆでた卵を味わい、昔ながらの射的で遊び、無料の足湯でひと休み。通りがいちばん美しいのは、夕食後、灯りがともる時間です。


アクセス
- 湯田中駅から:路線バスまたはタクシーで約5分、徒歩なら25〜30分。到着する電車を伝えておけば、駅まで迎えに来てくれる旅館も多くあります。
- 野猿公苑へ:渋温泉のバス停から上林まではバスで数分。朝、遊歩道入口まで送迎を出している宿もあります。
- 車の場合:路地は狭く、運転には向きません。旅館の駐車場か、温泉街の端にある公共駐車場を利用しましょう。
知って得するヒント
- 日帰り客は鍵を使えません。通常入れるのは九番湯の大湯だけで、日中の限られた時間に少額の料金で利用できます。運用は変わることがあるので、観光案内所か駐車場の事務所で尋ねてください。
- 渋温泉の外湯はタトゥーに寛容だといわれており、タトゥーのある旅行者には選びやすい町です。旅館の浴場はそれぞれ独自のルールを設けているので、予約時に確認しましょう。
- 湯は驚くほど熱いことがあります。まずかけ湯をし、ゆっくり入り、ほかの人が気にしなければ水でうめましょう。
- 真冬は石畳が凍ります。宿の下駄で歩くのは足元に自信があるときだけにして、不安なら宿の長靴を借りましょう。
渋温泉のおすすめツアー・チケット
渋温泉と山ノ内町エリアを気軽に楽しめる、評価の高い体験をご紹介します。
半日ガイドツアー US$76〜 長野:スノーモンキーパーク、そばの昼食、渋温泉ツアー
山ノ内町の要所をコンパクトに押さえる半日ツアー。サルに会いに歩き、手打ちそばを味わい、渋温泉の石畳の路地で外湯のスタンプを集めます。このページのガイド付きツアーの中で最も手頃な料金です。
- ガイドと訪ねるスノーモンキーパーク
- 手打ちそばの昼食
- 渋温泉の路地と外湯スタンプめぐり
プライベート日帰りツアー US$191〜 スノーモンキーとジブリのような温泉街(自由散策付き)
山ノ内町を特別な場所にしている二つ、野猿公苑と木造の古い温泉街・渋温泉を軸にした、ゆったりとしたプライベートの一日。自由に歩く時間があり、地元の醸造所に立ち寄り、昼食は好みに合わせて選んでもらえます。
- 専属ガイドと専用車でスノーモンキーへ
- 渋温泉の路地で自由時間
- 地元の醸造所見学と好みに合わせた昼食
午後のガイドツアー US$88〜 子ザルと歴史ある温泉街:森の散策ツアー
昼ごろ山ノ内町に着く人向けの午後のツアー。ガイドと森の遊歩道を歩いてサルに会い、そのあと歴史ある渋温泉の路地を歩き、夕方までに酒蔵に立ち寄ります。
- 午後スタート — 午前着でも無理なく参加
- ガイドと歩く野猿公苑への森の道
- 渋温泉と酒蔵見学



